サンタモニカに佇む白亜の教会、聖オーガスティン教会を訪ねる
サンタモニカの美しい海岸線から少し内陸に入ると、閑静な通りの一角にひっそりと佇む白亜の教会、聖オーガスティン教会が現れます。サンタモニカの喧騒を忘れ、静寂に包まれたひとときを過ごすには絶好の場所です。今回は、この教会の魅力についてご紹介します。
閑静な4番通りに佇む聖公会の教会
聖オーガスティン教会は、サンタモニカの4番通り沿いに位置しています。このエリアは静かで緑豊かであり、観光客がよく訪れる歩行者天国、サード・ストリート・プロムナードから1本北に入った場所にありながら、あまり人通りがなく、ローカルな雰囲気が漂っているエリアになっています。教会の外観は白を基調としたシンプルなデザインで、洗練された美しさを放っています。
この教会はプロテスタントとカトリックの中間的な立ち位置とされる、米国聖公会と呼ばれる教派で、礼拝は伝統的なしきたりに則って行われていますが、アメリカにあるキリスト教の教派の中で最も慣用的と言われているグループです。
大小２つの礼拝堂から成るモダンな建築
モダンな作りが印象的な大礼拝堂。
教会の内部に足を踏み入れると、大小２つの礼拝堂が迎えてくれます。中央に広がるメインの礼拝堂は広々としており、モダンなデザインが特徴です。天井が高く、開放感があるため、訪れる人々に安らぎを感じさせます。
メインの礼拝堂の左奥にある小礼拝堂。ここは早朝礼拝で使用される。
メインの礼拝堂の左奥に佇むもう一つの礼拝堂は、青を基調とした聖壇がサンタモニカの青い空と海を思い起こさせ、より親密な雰囲気が漂っています。どちらの礼拝堂も、祈りの場として完璧な空間を提供しています。
壁一面に配されたステンドグラス
大礼拝堂の後ろにあるパイプオルガンとステンドグラス。
聖オーガスティン教会のもう一つの魅力は、壁一面に配された美しいステンドグラスです。色とりどりのガラスが、南カリフォルニアの眩いばかりの日差しを受けて教会内部を神秘的な光で満たします。ステンドグラスにはモダンなデザインでありながら宗教的な物語やシンボルが描かれており、訪れる人々はその美しさと意味深さに心を打たれます。このステンドグラスは、教会の落ち着いた雰囲気を一層引き立てています。
週２回行われる聖餐式
エントランスにある礼拝開始時間の案内。
聖オーガスティン教会では、毎週水曜日の早朝と日曜日に聖餐式が行われています。水曜日の早朝礼拝は、忙しい日常の始まりに一息つくための素晴らしい機会です。日曜日の礼拝は、地元の信徒たちが集い、コミュニティの絆を深める時間となっています。どちらの聖餐式も、訪れる人々にとって心の癒しとなる大切な礼拝です。また、どの教会にも言えますが、地元の信徒だけでなく、礼拝にはどなたでも気軽に参加できますので、観光の合間にぜひ立ち寄ってみてください。
観光の合間に静寂に包まれたひとときを
サンタモニカの観光を愉しんだ後、聖オーガスティン教会を訪れることで、静寂に包まれたひとときを過ごすことができます。美しい建築とステンドグラス、そして心安らぐ礼拝堂での時間は、旅の疲れを癒し、心をリフレッシュさせてくれるでしょう。サンタモニカを訪れる際には、ぜひこの教会にも足を運んでみてください。
